<ズマリットで決まり、そしてM3売却>

とんだオマケが付いてきたズマリットだが、予想をはるかに越えてドキドキするくらい新鮮な描写をした。開放付近での画面周辺のソフトな感じ。やわらかいボケ。絞ったときのリアルな質感など、このレンズを嫌う人がいるというのが信じられないほど魅力的な映りだった。

50mmはこれで行こう、と思った。確かに個性が強いので、このレンズばかりで撮っていると一辺倒な絵になってしまうかもしれないが、その時にはエルマーという実直なレンズが比較的廉価で手に入る。それまではこのズマリットで行こう。

納得のいくレンズが手に入ったわけだが、このままでは市場価格5−8万のレンズに23万円もかけたことになってくやしい。早速M3を売ることにした。

平日仕事で時間をとれない僕は、発送されるまでM3を親父に預けることにした。実は親父もカメラ好きで、M3なんかは発売当初から知っていて、とはいえ高価で買えなかった世代である。「できるだけ触らないで、そおっとそおっと扱ってね。売り物なんだからね。」と念を押したのに、その夜にはすっかりいじり回したらしく、次に僕が見たときには弱くなっていたメッキ部分が落ちていた。預けるんじゃなかった。

メッキが落ちたといえ比較的外観のきれいなM3はオークションですぐに売れた。これでズマリットも市場価格になった。

下丸子の居酒屋
ズマリット50mmF1.5

室内の撮影でも目論見どおりのいい映り。ピントの合ったところはシャープに、でもその他はやわらかくボケている。


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